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管区布教講習会


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平成24年 5月14日(月)〜15日(火)

平成24年度管区布教講習会


渡邊祥文老師
















清水康之先生
















センター布教協議会 参加者ご一同

 

会場

福井県 大本山永平寺

講義:渡邊祥文老師
    (特派布教師・福島県長秀院住職)


「平成24年度布教教化方針の展開〜ただひとえに利行にもよほさるるなり」の演題にて2講座のご講義を頂きました。

  1. 「向き合う・伝える・支えあう」
  2. 仏教とは?智慧の獲得と慈悲の実践
    実践徳目
    六波羅蜜−自分に向けての実践徳目
    四摂法  −他の人に対する(相手のある)実践徳目
  3. 道元禅師のお言葉
     「この四摂、おのおの四摂を具足せるがゆゑに、十六摂なるべし」
     「布施・愛語・利行・同事」のそれぞれ一つの徳目に常に四摂法が含まれる
  4. 曹洞宗が掲げるスローガン「人権・平和・環境」の実践−(仏道として学ぶ)
  5. 坐禅(禅は静けさという意味)
  6. 瑩山禅師のお言葉 「人人悉く道器なり」『伝光録・第十章』
  7. 本尊唱名「南無釈迦牟尼仏」

上記の項目に分けてお話し頂きました。
また、「原発事故」についても、ご自身の体験、檀信徒とのお話、現状のお話などを詳細にお話下さいました。


講義:清水康之先生
    (NPO法人 ライフリンク代表)


「自殺社会」から「生き心地のよい社会」へ

1998年から「年間自殺者3万人超」が14年連続して続いている、日本の実態からお話し下り、地域ごとに自殺者の年齢層の違いがあるというデーターも示して頂きました。
「自殺は、個人的な問題であると同時に、社会構造上の問題である」と分析下り、また、ご遺族の長年の苦しみを映像を通してご教示頂きました。
人間は、一生を物語りにして進んでいくので、悲しく苦しい出来事を、他の人の為に生かすことができると感じた時に、思いを転換出来るとも教えて頂きました。我々宗教者が、ご遺族の話をしっかり向きあって聴くことの大切さ、亡き人のご供養をしっかりすることにより、その後の人生を再構築できることをご教示頂きました。そのことから、我々も宗教者として活動することの大切さを知りました。

清水康之先生の資料は下記の通りです。印刷をしてご活用下さい。

配布資料
いのちと暮らしの相談ナビ
東京都遺族支援リーフレット
寄り添いホットライン


センター布教協議会

テーマ「共創〜心の豊かさへ」にて7グループに分かれてディスカッションし、グループの書記を務めた、教化センター布教師さんにご発表頂きました。
討論内容は、

  1. 心の豊かさとは
  2. 今後どのような社会にするか?
  3. 家庭生活をどのようにするか?
  4. 共創(共に創る) 誰と誰が、どのように創るか?

「人間は自然の中に住んでいるのだ」と、東日本大震災以降、その意を強くした。
人と人の繋がりの大切さ、心と心が通じ合うことの幸せを強く感じるようになった。
今後、以前のような物の豊かさを望まず、日々感謝して生きることが、心の豊かさに通じていくのではないか。
地域、家庭では、皆仲良く暮らすことを心掛けることが、大切である。
などの意見があり、グループごとも大変活発に討論され、発表も個性的に行われ、充実した協議会となりました。討論の詳細は年度末発行の「センター報」に掲載の予定です。





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